【結論】朝型人間になろう。早起きの技術を授けます。
あなたは「朝型人間」ですか?「夜型人間」ですか?
仕事のほとんどは深夜にやっている気がする…
大学の課題は0時を回ってからが勝負!
かくいう私も、大学時代は全ての課題を「一夜漬け」で終わらせる「超夜型人間」でした。
しかし、この「早起きの技術」を実践し、「朝型の生活」にシフトしたところ、明らかに生産性が上がり、以前より充実した生活を送ることができています。
ここでは、数多くある「朝型生活」のメリットを2つに厳選して紹介し、
いい事ずくめの「朝型人間」になるための実践的な技術も伝えたいと思います。
目次
「朝型人間」2つのメリット
「朝の1時間は夜の3時間に匹敵する」
スティーブ・ジョブズが毎日同じを服を着ていた、というのはよく知られた話です。その理由は「意思決定の力を服選びに使いたくない」ためです。
つまり、人間が1日のうちに「意思決定をする力」は限られているのです。
そこで、「意思決定をする力」があり余っている朝に、最も重要でクリエイティブな仕事をすることをおすすめします。
特に、起きてからの2時間は「黄金時間」と呼ばれる、最高に脳が研ぎ澄まされた状態で、本書の中では、黄金時間の生産性は脳が疲弊しきった夜より3倍も高いと書かれています。
スティーブ・ジョブズに限らず、スターバックスの創業者ハワード・シュルツや、アップルのCEОティム・クックも朝型人間として有名です。彼らのように「生産性の高い朝」を活用しない手はありません。
「人生の主導権」を握れる
本書の題名にもあるように、早起きは「人生の主導権を取り戻す」行為です。
大げさじゃない?
確かに、そう思うかもしれません。
しかし、ちっとも大げさではありません。例を見てみましょう。
ピークタイムの満員電車に揺られ、始業前にもう疲れた…振られた仕事を闇雲にこなして帰宅。夜行こうと思ってたジムも読書もクタクタで手につかなかった…
早朝の空いてる電車に座って本を読み、 会社近くのジムで汗を流す。あらかじめ今日やる仕事の優先順位を決めておいたから仕事もはかどるな。早く帰れたぶん家族との時間も取れた。
どちらが人生の主導権を握れているかは明白ですよね?
前者(多くのサラリーマンはこちら)が時間や環境に支配されているのに対し、後者は自分のやりたいことを自ら選択し、実行しています。
この差は「早起きか、そうでないか」という一点によってのみ生じています。
そして、「早起き」の習慣化の成否がいずれ大きな差となり、人生の充実度を決める要因となるのです。
朝型の良さはわかったよ。でも、早起きは苦手だからコツを教えてよ。
では、「朝型人間」になるための実践的な技術を紹介します。
早起きをするための方法
早起きを習慣化するための方法はたった1つ、「寝る時間に集中すること」です。
当たり前のことを…もっと楽なコツとかないの?
確かに、明日だけ、この1週間だけ「早起き」をするコツはあるかもしれません。
しかし、習慣化しなければ「朝型人間」になったとはいえません。
早起きの習慣化のためには、最も根本にある、「早く寝ること」に集中しましょう。
睡眠時間は7時間。最低でも6時間取る
本書においても、ベストセラーである『スタンフォード式 最高の睡眠』においても、睡眠時間は7時間が望ましいと書かれています。
5時間睡眠は「酩酊状態」と同様のパフォーマンスしか発揮できないので絶対にやめましょう。
※中には「ショートスリーパー」と呼ばれる、6時間未満という短い睡眠時間で健康を保っていられる人もいますが、 日本人での割合は5~8%だそうです。自分が当てはまってると思っている方も、ただの寝不足で本来のパフォーマンスが出せていない可能性があるので注意してください。
理想の起床時間から7時間を引き、就寝時間に集中することで、無理なく「早起き」を習慣化できます。(5時起床なら22時に寝る)
では、ここから就寝時間を早めるための方法を紹介します。
寝る前のルーティンを作る
早くベッドに入っても眠れない…
そんな方に取り組んでほしいことが「寝る前のルーティンを作ること」です。
皆さん各々のルーティンがあると思いますが、おすすめは「入浴の90分後に寝る(シャワーのみなら30分後)」というものです。
これは『最高の睡眠』から学んだものですが、寝付きがよく、良質な睡眠が取れる方法ですので、ぜひルーティンに取り入れてみてください。
他にも、瞑想をすることや、パートナーとのお喋りといった、リラックス効果のあるルーティンがおすすめです。
ここで意識すべきことは「交感神経を高ぶらせない」ことです。スマホをいじったり、パソコンで作業をしたりすることは、交感神経を優位にさせ、入眠時間を遅らせる原因となりますので控えましょう。
仕事の高密度化
でも残業が…飲み会が…
残業を減らし、睡眠時間を確保するには「仕事を高密度化する」しかありません。
本書の中で紹介されていた「高密度仕事術」を紹介しますので、参考にしてください。
帰る時間を厳守する
仕事の効率を上げるには、緊張感や危機感が必須です。
帰る時間をコミットし、限られた時間でどうすれば仕事が終わるかを考え、カイゼンを続けましょう。そして、残ってしまった仕事は翌朝にもちこす「朝残業」を行うことも視野に入れてみましょう。
最重要の仕事を朝一番に片付ける
労力を要する、その日最重要の仕事は脳のエネルギーが十分にある朝に片付けましょう。夕方、消耗しきった脳でそうした仕事に取り組むのは効率が悪くなります。
気持ちが乗らないこともあると思いますが、前日のうちに最重要の仕事の資料を机に用意しておくことで、朝一番に取り組むハードルが低くなります。
シングルモードで徹底的にやる
タスクの切り替えは脳のエネルギーを消費します。
プレゼンの資料を作っている最中にメールチェックをすると、資料作成に戻るときにまた1から気持ちを作り直す必要があります。
だからこそ、シングルモードで徹底的にひとつの作業に取り組むことで生産性の向上を目指しましょう。
完璧主義をやめ、「最善主義」で考える
自分の理想を追い求め、細部までこだわりを見せても、相手はそこまで求めていなかったりします。
「限られた時間で可能な限り最善の結果を出す思考」である「最善主義」に切り替え、生産性を上げましょう。
例外パターンを3日連続させない
上記の方法を試しても、残業が避けられない日もあるでしょう。飲み会に行かなければいけない日も同様です。
そうした「例外的に就寝時間が守れない日」は3日続けないことを心がけて下さい。
「早起きの習慣」が快適になるには最低でも8週間の継続が必要です。
早起きができなかった1日で挫折し諦めるのではなく、「明日こそは」という姿勢で継続させることが重要です。
まとめ
早起きは定着させるのに最も難しい習慣の1つで、「気合い」だけでは間違いなく挫折します。今回紹介した「早起きの技術」を活用して、成功者のステータスである「朝型人間」になれるように頑張っていきましょう!